介護系ライターのサトシーサー(@satoseasurf)です。
介護の仕事していると感じることがあります。
自己犠牲と利他はどう違うかです。
生活支援を行う上で、利他の精神が必須なのは言うまでもありません。
しかし利他のつもりで取った行為が、逆に自分を苦しめることがあります。
今回は自己犠牲をやめて利他的になる方法をお伝えします。
自己犠牲のデメリット
自己犠牲も利他も誰かのためにする行為という意味では同じです。
相手の反応が自分の予想に反した時に違いが生じます。
・他人のためを思った行為が余計なお節介と取られた。
・他人の仕事を手伝ったら成果や評価を横取りされた。
・「ありがとう」の言葉をもらえなかった。
このような状況が日常的になると、待っているのは2つの結末です。
溜まった不満を爆発させて相手との関係をこじらせるか、精神的に病んでしまうかです。
いずれにせよマイナスの影響しかないのは明らかです。
自己犠牲とは違う利他的な人とは
自己犠牲は百害あって一利なしです。
次に利他的な人の特徴についてお伝えします。
むやみに自分を下げない
利他的な人は相手を思う気持ちがある一方、自分を下げることはしません。
対して自己犠牲の人は、相手の下手に出て自分を下げようとします。
両者には行為の目的に違いがあります。
利他的な人の目的は「相手の役に立ちたい」とか「喜ばせたい」ということだけです。
自己犠牲の人には「嫌われたくない」、「良く思ってもらいたい」という裏の目的があります。
相手が自分のことをどう思うかは、コントロールできません。
利他的な人は、自分でコントロールできないことに固執しない特徴があります。
できること、できないことを把握している
利他的な人は、相手の欲するものをサッと差し出すことができる人です。
そして出来ないことは出来ないとハッキリ断ることができる人です。
一方、自己犠牲の人はノーと言うことができません。
相手の顔色ばかりうかがい、無理難題も安請け合いして一人で抱え込んでしまいます。
結果、利他的な人は「よく気が利く人」と感謝され、自己犠牲の人は「都合の良い人」扱いを受けることになります。
相手ファーストかつ自分ファースト
利他的な人は、周囲の人を大切にすると同時に自分も大切に扱う人です。
自分のキャパシティを超えた時は、周りに助けを求めることができる人です。
仮に助けが得られなくても「そんな時もある」と断られたことを水に流します。
そのため、余計なストレスや不満を溜め込むことがありません。
周りさえ喜んでくれるなら我慢は厭わないという考えかたとは対極の関係にあります。
利他的な人になるために
利他的になるために必要なのは、良い人をやめることです。
周囲から良い人に思われたいという執着が、あなたを苦しめていることに気付いてください。
人のために何かをするなら、あなたのキャパシティ内で出来ることだけに留めるべきです。
他人に尽くそうと必死になるあまり、自分がつぶれてしまっては元も子もありません。
あなたの最大の味方である「自分さん」を大切にするのを忘れないでください。
コメント