【徹底解説】介護士と看護師が対立する原因と解決策

人間関係

こんにちは。介護系ライターのサトシーサー(@satoseasurf)です。

高齢者施設では、多職種の連携が必要不可欠です。
特に高齢者との接点が多い介護士と看護師の連携は非常に重要です。
しかし現実は双方の連携が上手くいかなかったり、意見の相違で衝突したりすることは少なくありません。

どうして両者はぶつかり合ってしまうのか、どうすれば互いに協力し合えるのでしょうか。
今回は介護士と看護師の対立する原因を知り、良好な関係性を構築する方法を徹底解説します。

介護士と看護師の対立の原因

結論から言うと互いの業務に対する理解の不足が最大の原因です。
相手の業務を理解していないがゆえに、双方に不満が生じていると考えられます。
そこで介護士、看護師がそれぞれどういった不満を持っているか考察します。

介護士の看護師に対する不満

介護士が看護師に対する不満には下記の事柄が挙げられます。
・上から目線がシャクに障る。
・重要な局面での指示に時間がかかる。
・看護師との間に格差を感じる。

看護師の上から目線がシャクに障る。

介護士は原則として医療行為が認められていません。
それだけに看護師は絶対的存在であると、誰もが分かっています。
介護士の業務は看護師でもできますが、看護師の業務は介護士にはできません。
業務範囲の差によって、介護士が看護師に引け目を感じているのは否めません。

そうは分かっていても、看護師に上から目線で物を言われるとイラっとしてしまいます。
私の経験上、べテランで年上の看護師ほどこの傾向が強い印象があります。

重要な局面での指示に時間がかかる。

施設では絶対的存在の看護師ですが、唯一頭が上がらない存在がいます。
それは担当主治医です。
看護師にとって主治医の指示は絶対であり、自身の判断で動くことは許されません。

しかし常駐義務がある老健(介護老人保健施設)を除いて、医師がいない場合がほとんどです。
電話がすぐに繋がるとは限らず、主治医に連絡が付くまで待機するほかありません。
実際に救急搬送が必要と思われる場面で待たされ、やきもきした経験が何度もあります。

看護師との間に格差を感じる。

介護士と看護師では収入や業務内容に大きな差があります。

  平均年収 業務内容 業務量 肉体的負担
介護士 340万円 生活支援全般 多い 高い
看護師 460万円 医療中心 少なめ 低い

平均年収の比較では、看護師は介護士の約1.4倍の差があります。
入浴介助から掃除に洗濯、排泄介助まで座る時間がほとんどない介護士に対して、看護師は時間の余裕があるように見えます。

肉体的負担も大きい介護士から見れば、看護師との格差を不公平に感じていることが考えられます。
昼食の食事介助中に「食事行ってきま〜す♪」と休憩に行く看護師を見ると殺意を感じます。

看護師の介護士に対する不満

逆に看護師の介護士に対する不満には、以下の事柄が挙げられます。
・医療面に対してまで口出しされる。
・介護側からの報連相がない。
・自己判断で勝手な行動をされる。

医療面に対してまで口出しされる。

看護師側の不満のひとつは、介護士が専門外の医療面に関して口出しをしてくることです。
医療に詳しいベテランの介護士に限って、知識をひけらかす傾向があります。
いくら若くても、医療の専門知識に資格を備えた看護師であることに違いありません。
生半可な知識しかないくせに口出しをしてくる介護士は、生意気でウザいだけです。

介護側からの報連相がない。

高齢者と接する時間が限定される看護師は、介護側へ依頼・要請する場面が多々あります。
しかし、介護士からの報告がなければ看護師から確認しなくてはなりません。
フタを空けてみれば、介護側にしか報告していなかったという事があります。

看護師の指示は主治医からの指示であることが多く、責任の所在は看護師にあります。
報告や連絡を怠っていると看護師からの信用を確実に失います。

自己判断で勝手な行動をされる。

報・連・相のうち、相談ができない介護士は看護師のブラックリストに載ります。
自分が逆の立場で、自己判断できない時に相談しない職員に仕事を任せられるでしょうか。
その結果、
・介護士が信用できないから、自分で対応する。
・介護側との連携が取れなくなる。
・ミスやトラブル、事故が発生する。
負の連鎖によって大事なお客様である高齢者に被害を与えてしまいます。

解決策

ビジネスパートナーと考える

高齢者施設では看護師に指示を仰いだり、協力を求めたりする場面は何度もあります。
しかし、あなたの上司はリーダーや管理者であって看護師ではありません。
あくまで同じ職場のパートナーというだけです。

職域に違いはあっても、どちらが上とか下とかの上下関係はありません。
時として看護師に意見を言ったり、情報共有したりすることも必要です。
高齢者に関する情報量では、介護士の方が圧倒的に勝っているのは事実ですから。

相手の立場や役割を理解する

介護士と看護師では立場も役割も違います。
介護士と看護師の間だけでなく、介護士同士や看護師同士でも何を優先するかは異なります。
ポイントは相手の都合を第一に考え、何を求めているかを頭に描くことです。

そのためには、職域を超えたコミュニケーションを心がけることが大切です。
介護士は医療知識を看護師から学び、看護師は高齢者の普段の様子を介護士にヒアリングすることでお互いを理解し合う姿勢が求められます。
助けてもらった時は感謝の気持ちを伝えるのを忘れないようにしましょう。

まとめ

看護師は医療のプロであり、介護士は生活支援のプロです。
人員要件を満たすだけでなく、どちらが欠けても高齢者施設は成り立ちません。
互いの立場や役割は違ったとしても、高齢者の生活を支援する目的は同じはずです。
介護士も看護師もフラットに意見交換をしあえる関係が、質の高いケアに繋がるのではないでしょうか。

もし看護師との関係が上手くいっていないのであれば、これまでの視点や関わりかたを変える必要があります。なぜなら過去の延長上に現在があるからです。
では視点や関わりかたをいつから変えるか?今でしょ!

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