サトシーサー(@satoseasurf)です。
介護職として働くうえで、お金の問題は常に付きまといます。
良い副業はないかと探している人もいるのではないでしょうか。
ただ、副業の中には手を出さない方が良い副業もあります。
そのひとつがマルチ商法です。
「マルチ商法になんかダマされるわけがない!」
自分も以前はそう思っていました。
なぜなら、マルチ商法の手口を知らなかったからです。
私と同じ目に遭わないように、マルチ商法の手口を暴露します。
マルチ商法の手口
1.友人または知人に勧誘される
マルチ商法の特徴は、友人や面識のある知人に誘われる点です。
街のキャッチセールスや訪問販売とは違い、無下にはできません。
しかし言うまでもなく、ヤツらの目的はあなたをグループに引き込むことです。
ヤツらはお茶に誘い、あなたの悩みや将来の夢などを聞き出します。
そこでその悩みを解消して、夢を叶えられるビジネスがあると切り出すのです。
ただし、詳細内容については教えてもらえません。
怪しい!
2.成功している先輩に会わせる
ビジネスの詳細を聞かせるため、成果を出している先輩に会わせようとします。
いわゆるABC方式と言われるものです。
Bさん:AのT-UP(持ち上げ)役の紹介者
Cさん:ターゲット
魔のトライアングルが完成します。
座る位置にはちゃんと意味があります。
Cの隣に座ったBは、とにかくAを立てます。
Cの正面に壁を背にしてAが座ります。
これはAの話に集中させるためです。
話はビジネスの説明というより、自慢話がほとんどです。
3.説明会に誘われる
後日、全体説明会に誘われます。
ここで初めて会員を勧誘するのが目的のマルチ商法であることが判明します。
商材は定期的に購入するサプリや日用品であることが多いです。
セット購入が必要なため、数十万かかることが一般的です。
初期投資としては、どう考えても金額が高すぎます。
参加者の大半はサクラで、とにかくリアクションがデカい!
雰囲気に飲まれ、冷静さを失いそうになります。
それもヤツらの策略なのでしょう。
最近はオンラインで行われることが多いようです。
4.即日契約を迫られる
ひと通り説明が終わると、紹介者から最終的な意思を確認されます。
やるかやらないかではなく、どのコースを選ぶかです。
怖っ!
ヤツらは必ず即日契約を迫ってきます。
ネットの情報を調べられたり、親や友人に相談されたりすると都合が悪いからです。
逃れる方法はただ一つ。
何と言われても、
「金額が金額なので、いったん考える」
と断り、その場の雰囲気に流されてサインしないことです。
特定商取引法の禁止事項
最後に補足事項をお伝えしておきます。
マルチ商法に関しては、消費者庁の特定商取引法で禁止事項があります。
・契約の締結について勧誘を行う際、又は契約の解除を妨げるために、商品の品質・性能、特定利益、特定負担、契約解除の条件、そのほかの重要事項等について事実を告げないこと、あるいは事実と違うことを告げること
・契約を締結させ、又は解除を妨げるために相手方を威迫して困惑させること
・勧誘目的を告げない誘引方法によって誘った消費者に対して、公衆の出入りする場所以外の場所で、特定負担を伴う取引についての契約の締結について勧誘を行うこと
マルチ商法自体に違法性はありませんが、上記に反するビジネス勧誘は違法です。
実際に行政処分を受けた事例もあります。
まとめ
マルチ商法をやるぐらいなら真面目に働く方がずっとマシです。
儲かっているのは数パーセントだけで、生活に苦しんでいる人が大半だからです。
夢が叶うどころか、時間もお金も何もかも失います。
その証拠として、誘ってきた友達にこう聞いてみてください。
「ところでアンタはどれだけ儲かったの?」
「私はまだ始めたばかりだから…」
などとお茶を濁すのは目に見えています。
友人関係に付け込み、食い物にするのがマルチ商法です。
手口を知ることで一人でも被害者が減ることを切に願います。
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