先日、会社で冬期賞与を左右する面談が行われました。以前から思っていましたが、評価方法に 2つの 重大な問題があります。何が問題かというと
- 評価を行なう人間が対象者の働きぶりをほとんど見ていない。
- 職員やお客様からのクレームをもとにして評価を付けている(減点方式)
普段の働きぶりを知らない上、上司の耳に入るのはネガティブな情報ばかり。これじゃ評価が上がるはずがありません。こんないい加減な評価基準でボーナスの金額が左右されてしまったら、たまったもんじゃありません。
それに個人の目標というのは、会社のビジョンや理念に沿って同じベクトル上にあるべきもの。会社の方向性も明確にしないまま個人目標を立てさせることがそもそも間違っています。
対して理想とされる人事評価方法は以下の通りです。
- コンピテンシー評価・・・高い業績を上げている社員の行動パターンをモデル化したうえで相対評価する。
- 目標管理制度(MBO)・・・組織の方向性を踏まえた個人目標を社員に設定させ、組織の目標達成と個人のモチベーションの向上を同時に叶えることができる。
- 360度評価・・・上司はもちろん、同僚や部下やお客様からの評価を加味し、客観的かつ公平に評価する。
つまり、会社の評価方法とは真逆であるといえます。
言語化ができない聖人君子になどなれないし、なる必要もありません。必要なのは性格矯正ではなく自分軸を持つこと。
ならば話は簡単。素の自分をさらけ出せばいい。大丈夫!素の自分は誰しも持ってるはずだから。
”理不尽な上司や学校の先生に無理やり認めてもらう必要はない。市場価値の高い人になればいい”/アルフレッド・アドラー
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